このブログ内を検索

読込中...

2009年11月10日火曜日

いつでもどこでもネットにつながる

モバイルブロードバンド接続の実現、ということは、たしかu-Japanの構想にも入っていたように記憶している。
今回、ドコモとソフトバンクそれぞれから発表されたシステムは、このモバイルブロードバンドの二つの形だ。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/10/news128.html
孫社長「Wi-Fiが答えだ」 山田社長「Wi-Fiより3G」 ソフトバンクモバイルとドコモが新サービス

 ソフトバンクモバイルは、携帯電話の無線LAN機能を使って高速通信やコンテンツ配信を行う「ケータイWi-Fi」サービスを発表。孫正義社長は「3GとWi-Fiの両方を搭載しているのが当然だという時代になる」と現行3Gより高速なWi-Fiのメリットを強調した。

 一方ドコモは、フェムトセルを自宅に設置して高速に通信できるようにする「マイエリア」サービスを発表。山田隆持社長は「Wi-Fiは補完的に使うもの」と3Gの高速化で対応していく姿勢を示す。高速通信をめぐる両社の思想は対照的だ。

[・・・]

 孫社長によると、ユーザーの携帯利用シーンの半分は自宅。携帯型ゲーム機の対応などで無線LANは一般宅でも普及が進んでおり、携帯電話がWi-Fi対応 することで「自宅でサクサクと通信できる」と利便性の向上を期待。さらに公衆無線LANスポットの整備が進めば「生活シーンの8割でWi-Fiでつながる 時代が来るだろう」と期待する。

[・・・]

(ドコモの) 「マイエリア」は、ユーザーの自宅にフェムトセル(小型基地局)を設置し、専用FOMAエリアを構築するサービス。フェムトセルに接続できるのはあらか じめ登録したFOMA端末(1契約10回線まで)のみ。一般の基地局が多数のユーザーで共有する形なのに比べ、基地局の帯域を“独り占め”できるため、 HSDPAの枠内(下り最大7.2Mbps)で通常より高速な通信が可能になるという。

既存のWiFiシステムに載るかたちで、接続サービスを提供していくのか、
それともサービス提供を可能にするプラットフォームから構築するのか。
モバイルブロードバンド接続を実現する二つの可能性を示したわけである。

ユーザ経験の全体性を考えると、それぞれに一長一短がある。

ソフトバンクのやり方だと、もともとあるネットワークを利用するという点で、
ユーザは端末の設定をするだけでサービスを利用できるようになる。という利点がある。
他方で、通信容量や接続速度は既存のネットワークに依存するため、ソフトバンク側ではこの部分の性能を保証できないという難点がある。例えば質の高いコンテンツを提供しているのに、ネット接続が遅いためにユーザの利用を触発できないといった場合が考えられる。
あるいはソフトバンクは、ヤフーBBの光ファイバネットワークやADSLネットワークへの投資を、ここで回収しようと考えているのかもしれない。

ドコモの方は、ネットワークから端末、コンテンツまで、ユーザ経験のすべての層を垂直に貫く形でサービスを提供できるという点で、サービスをていねいに作りこむことができそうだ。
しかしその反面で、フェムトセルの基地局を、どこまで実際に普及させられるかが鍵になるだろう。
ユーザが、既存のブロードバンドネットワークに接続するのにかけている費用や手間を、ドコモのフェムトセルに置き換えたいと思うような、魅力的なネットワーク接続環境を提案できるかどうかが問題だ。

以下、関連情報である。

http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20091110_327938.html?ref=rss
 これまで「インターネットマシン元年」「コンテンツ元年」などと具体的なテーマを掲げて新機種紹介が行われてきたソフトバンクの発表会。今回は、冒 頭、孫氏は「さまざまな機種を提供してきたが、新基軸、新しい携帯を発表したい」と述べ、新サービス「ケータイWi-Fi」の紹介からスタートした。

 「ケータイWi-Fi」は、携帯電話に無線LAN機能を内蔵し、宅内や外出先にあるアクセスポイントに接続する ことで、高速なWebブラウジングのほか、さまざまなコンテンツが楽しめる。料金は月額490円、専用パケット定額が月額4410円となっているが、 2010年末までに申し込めば、月額利用料490円が今後一切かからない。

 孫氏は「これほどWi-Fiに特化して、ケータイ=Wi-Fi、Wi-Fi=ケータイと意識して先陣を切ったの はソフトバンクだと、後々言われるようになる。高速なWebブラウジング、動画、音楽、あらゆるサービスがWi-Fiを通じて、もっと滑らかに、スピー ディに実現されていくだろう」と述べる。

ネットワークと端末とコンテンツは、ユーザ経験(具体的には、高速なWebブラウジング、動画を見る、音楽を聞く、といった経験)を構築する上で不可分一体のプラットフォームシステムを構成する。

大容量のコンテンツをダウンロードしたりアップロードしたりする」、というのが、モバイルブロードバンドを利用するユーザの使用経験を技術的側面から捉えたときに見えてくることだ。
問題は「大容量のコンテンツ」とは何かということだ。
これはキャリアが決めることではなく、ユーザたちが作っていくものだろう。
この点で、あまりコンテンツ主導でネットワークを普及させようと考えないほうがいいのかもしれない。
コンテンツは後から自然に生まれてくる、という構えでいるくらいの方が、判断を誤らずに済むのかもしれない。

ほかにも、関連情報はコチラ↓

http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20091110_327780.html?ref=rss

0 コメント: