楽天は5月21日、「楽天会員」の属性や商品購入履歴といった情報を集めたデータベース「楽天スーパーDB」にもとづく新たなターゲティング広告の配信を開始した。[・・・] データベースには、会員の属性やECサイト「楽天市場」における購入履歴、楽天グループの各種サービスの利用履歴、楽天会員としてのランク、「楽天スー パーポイント」の利用状況といった情報を登録している。これまでターゲティング用カテゴリは「年齢」「性別」「地域」「商品閲覧履歴」の4種類だったが、 新広告では「商品購入履歴」「ライフステージ」「年収」「未既婚」「住居形態」「保有携帯キャリア」などのカテゴリも利用可能にした。統計的に確率の高いところで、
「云々の属性を持っているユーザは云々の商品を買うだろう」
という予測を立てて、広告を売り込む、というやり方。
テレビ全盛時代を支えたこのユーザモデルは、なかなか打ち消しがたいようである。
ウェブではこのユーザモデルが、年齢、性別、地域などを越えて、
商品の閲覧履歴、購入履歴、更には、ウェブ検索履歴などを通じて、
よりこまかく分類できる、理念的には個人個人、ひとりひとりに対応したユーザモデルを構築できそうだ、というところに新たな広告ビジネスの可能性が見出されているのである。
ウェブ上に、いわば、わたしの分身として、「何かを欲しがっている私」が構築されるわけだ。
要するに、
「過去に云々を買ったユーザは、次にも云々を買う可能性が高いだろう。」
というところから、私が次に買いそうなものが予測され、提案される。
「あなたが次に買うべきはコレですよ」と。
「20代の男ならクルマを欲しがれ!」
というやり方よりは、よりスマートだとは思うが…
本質的に、ニーズは生産するものであるということ、必要が無いところに必要を作り出すことだという点を、忘れてはならないのだ。
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